生理痛について

生理痛を大別すると機能性の生理痛と器質的な生理痛の2つに分類できます。明らかに病気的要因のないタイプは機能性の生理痛です。

また一度も妊娠、出産を経験していない女性の生理痛は機能性の生理痛が多く、器質的な生理痛は、骨盤腔内に何らか病気が原因で起こる痛みです。

骨盤内の臓器である子宮は、子宮円索という紐で恥骨の内側に附着し吊り下げられた状態です。したがって骨盤の歪みにより影響をとても受けやすい臓器といえるのです。

つまり骨盤という器が歪むことで、骨盤内部の子宮の位置もその影響を受け、引っ張られたり、圧迫されています。しかも生理の際は子宮が充血しており、普段よりも更に子宮への刺激が強くなるなど働きが正常に機能しなくなり生理痛へ繋がります。

また婦人科の臓器疾患の異常で生理痛が起きる場合は、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫等により生理時に酷い痛みが起きたり生理不順を伴うケースもあります。

生理痛と身体(骨格)の歪み

当治療室へお越しの女性の多くが痛み止めに頼っています。決して飲みたくて飲んでいるのではなく、痛みで仕事に影響が出ることを避けたい気持ちで、痛くなる前に飲んでいるケースが目立ちます。

違和感を感じた時点で、そのあと和らぐ可能性があったとしても、痛くなるかもしれない不安感から事前に飲んでしまいます。痛みと辛さの過去の経験がそうさせます。

そんな方たちの共通して目立つのは、冷え性であったり、睡眠時間が不足していたり、運動を好まず、足を組んだり、座る時間の長い環境であったりします。これらの習慣や環境から骨盤、特に中央に位置する仙骨(骨盤)と 蝶形骨(頭部)の歪みが大きく関わっています。

骨盤+頭蓋の歪みと自律神経

日常の積み重ねで引き起こった身体(骨格)の歪みは、自律神経の働きに影響を与え、ホルモンバランスを乱す原因になります。仙骨(骨盤)の歪みから→腰椎・胸椎→上部頸椎→後頭骨・蝶形骨・頭蓋全体へと連鎖します。

頭蓋仙骨系アジャスト&リリースは骨盤臓器と自律神経に対し非常に相性が良く、まず仙骨(骨盤)の傾き捻れを修正し、左右の仙腸関節へのアジャストメントが大変有効に働きます。

特に股関節が内旋気味で左右腸骨が内転変位を示す例が多く、骨盤の正常化に伴い機能性の生理痛が解消する例は極めて多いのが事実です。

また生理痛だけでなく、生理不順も同様に骨盤や頭蓋の歪みが影響するため適応します。約半年間、生理のなかった方が28〜30日ペースの周期に回復した例もあります。

生理痛のみがつらく他の部位は問題がないという例の方が少なく、仙骨(骨盤)を中心に歪みが影響している場合は、肩こりや頭痛、腰痛などの自覚のある方がほとんどです。関連症状と骨格、骨盤の影響する事実を理解して頂けたらと思います。