カイロ用語集
イネイト・インテリジェンス
イネイト(Innate)とは、「先天的」「生まれつきの」の意味で、インテリジェンス(Intelligence)と併せて「先天的知能(Innate Intelligence)」と呼びます。カイロプラクティックでは、生物が内外の環境の変化に対して生まれながらに持つ機能を正常に保とうとする能力(生命力)と考えています。自然治癒力(自己治癒力)や抵抗力、免疫力もこの中に含まれます。
サブラクセーション
サブラクセーションとは、脳から全身へ脊髄神経を経て、全ての器官、組織、細胞へ伝達されるイネイト・インテリ ジェンス(生命力)の流れが、脊柱の椎骨の変位によって妨害されている箇所を呼びます。定義としては、「隣接関節構造の正常な動力学的、解剖学的、生理学的関係の変調」としています。またサブラクセーションには、メジャー・サブラクセーション(真の原因箇所)とマイナー・サブラクセーション(補正的、二次的箇所)が存在します。
リスティング
椎骨の変位の方向を立体的に表記する記号
「パーマー系・ガンステッド・リスティング」
パーマー系カイロプラクティック・パーマー大学で採用されている椎体の棘突起の動きを基準にした表記=PL,PLIなど
「ナショナル系・リスティング」
ナショナル系カイロプラクティック・ナショナル大学で採用されている椎体全体の動きを基準にした表記=RP,RPSなど
カンパンセーション
補正作用を指します。ただ一つの椎骨の変位によって、その影響を受けた他の部位で二次的に歪むことでバランスをとっていること、またはその椎骨のことです。
カイロプラクター
カイロプラクティックの哲学と理論を持って、サブラクセーションをアジャストメントする者、カイロプラクティックを行なう者です。
アジャストメント
調整、または矯正の意味を持ち、短い梃の原理を応用した瞬間的な関節に対する押圧操作。通常、カイロプラクティックにおいての治療とはアジャストメントを指します。
ショートレッグ
Short Leg=短下肢。解剖学的、病理学的、機能的な問題で下肢の左右差が生じた状態。
アトラス
ATLAS=環椎(第一頸椎)
アクシス
AXIS=軸椎(第二頸椎)
セイクラム
Sacrum=仙骨
バイオメカニクス
Biomechanics=生体力学
ディストーション
Distortion=歪曲、ゆがみ、ひずみ、ねじれ
メリックリコイル・テクニック
DDパーマー創始。脊椎の皮膚分節と内蔵との神経支配を考慮したテクニック。両手で瞬間的に素早くリコイル(反発)をすることで椎骨をアジャストメントします。 クリーブランド大学ロサンゼルス校では、伝統的にメリックリコイルを中心とした教育が行われています。
ターグルリコイル・テクニック
BJパーマー創始。発明されて間もないレントゲン線をいち早く 導入するなど、約30年の歳月をかけて完成したHIO (ホールインワン)学説に基ずく 優秀なテクニック。サイドポスチャー・スタイル、ニーチェスト・スタイルがあります。上部頚椎に対するターグルリコイルのみを実践するカイロプラクティックをストレート・カイロプラクティックと呼び、カリスマ性にに富むBJパーマーの教えに強く影響されたカイロプラクターの一部には、ターグルリコイル・テクニック以外のアジャストメントは、カイロプラクティックと認めない者さえいます。シャーマン大学は、正当かつ伝統的なターグルリコイルの教育を受けられることで有名。
ディバーシファイド・テクニック
DD パーマーのメリックリコイル、BJパーマーのターグルリコイルが生まれる以前の古典的な技法。ディバージファイドとは、多種多様なと言う意味ですが、その多くは、メジャー・サブラクセーションの概念を持たず背骨全体を対象に左右の回旋変位を主体としたアジャストが多く、元を辿ればカイロプラクティックより数年早く生まれた「オステオパシー」に行き着きます。カイロプラクティックが神経系に着目し、神経圧迫の解放を重視しているのに対し、オステオパシーは血液を主体に体液循環を重視した療法で脊柱は骨格調整の一部として捉えられており、ディバーシファイドとオステオパシーの古典的脊柱マニュピレーションではうり二つの技法が多数見られます。

